ブックタイトル九州情報大学シラバス2019

ページ
274/434

このページは 九州情報大学シラバス2019 の電子ブックに掲載されている274ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

九州情報大学シラバス2019

必・選実務経験選択履修の前提条件授業概要 (Course Outline)授業を通して修得できる力 (Competency Goals)多文化・異文化に関する知識の理解  Multiple Culture / Different Culture ○人類の文化・社会と自然に関する知識の理解  Human Culture / Society / Nature ○コミュニケーション・スキル Reading / Writing / Speaking / Listening数量的スキル Mathematics情報リテラシー Information Literacy論理的思考力 Logical Thinking / Creative Thinking問題解決力 Problem Solving建学の精神 University Founding Philosophy ○自己管理力 Self‐managementチームワーク Teamworkリーダーシップ Leadership倫理観 Ethical Sense ○市民としての社会的責任 Social Responsibility ○生涯学習力 Lifelong Learning到達目標 (Objectives)事前学習の内容事後学習の内容能動的学習【アクティブラーニング】の内容 (Active Learning)教員との連絡方法・オフィスアワー (Office Hour)その他 (Others)・外部試験との関連・学習の確認(ポートフォリオの作成と提出)について連絡、問い合わせ、相談等は研究室(363)およびメール(sakagami@kiis.ac.jp)にて随時受け付けます。配布プリント、ノート、参考書などを読んで、授業の内容について理解を深めておくこと。学習の確認:ポートフォリオシート「科目別履修確認チェック表」に必要事項を記入して、指定する日時までに提出してください。対話型の授業を心がけます。学生からの積極的な発言を期待します。毎回の授業の終わりにコメントカードの作成・提出をお願いします。感じたことや意見などを自由に書いてください。入学年度Admission Year開講学年・学期School Year, Semester単位数Credit授業担当者Instructor科目名Class①「政治学Ⅰ・Ⅱ」をすでに受講済みであることが望ましい。②カント『永遠平和のために』を読了しておくことが望ましい。※禁止事項:不必要な私語。正当な理由でない遅刻および許可のない入退室。携帯電話の使用。その他指定する事項。配布プリントや参考書を読んで次の授業の概要を把握し、疑問点などを明確にしておくこと。態度・志向性の観点Personal Qualities 本講義の目標は、第一に受講者がH.JモーゲンソーおよびF.L.シューマンが説明するところの近代国際関係の成立とその基本的特徴について理解できるようになることです。第二にイマニュエル・カントの説く平和論の内容について理解できるようになることです。これらにより、受講者の国際政治に関する歴史的・理論的視野を広げることがさらなる目標です。共通経営情報学科国際政治学3・4年生・前期2単位坂上 宏 近代国際関係の成立に関して、その最も重要な契機となるのが1648年ウェストファリア講和会議です。この会議を経て、主権を有する国民国家を単位とする「国際関係」が生まれたと考えられています。この講義の前半では、H.JモーゲンソーおよびF.L.シューマンの所説に依拠しながら、近代国際関係の成立の背景として、中世末期から同会議に至る西ヨーロッパ世界の変遷について説明し、次に近代国際関係の礎石をなすところの国家主権、国際法、勢力均衡について解説します。後半では、イマニュエル・カントの道徳論とそれに立脚するところの平和論について解説します。カントは、人間は自ら進んで善を行う「自律」的存在であるとし、そのような「市民」から成る国家間の連合によって平和が実現されると主張します。このようなカントの平和論の根底には、彼の哲学的に深遠な洞察があります。この講義では、そうした彼の思想についても可能な限り言及することにしたいと思います。知識・理解の観点Knowledge and Understanding汎用的技能の観点Generic Skills