ボイオティア王アタマス(Athamas)の妃となった雲の妖精ネペレ(Nephele)ですが、アタマスは更なる名誉のためテーバイの初代王カドモス(Cadmus)の娘イノ(Ino)を妃としたのです。イノはネペレの二人の子供、プリクソス(Phrixus)とヘレ(Helle)を殺そうと企みますが、ネペレは全能の神ゼウスから金毛の牡羊を授かり、子らを牡羊に委ねて逃がします。牡羊はその功績を称えられ、星座となったそうです。