研究科長メッセージ

研究科長メッセージ

地域社会に貢献する最先端経営情報学の研究・教育拠点として

研究科長
小川 雄平

 インターネットがもたらした情報革命はかつてない速度で進化を遂げつつ世界に浸透し、社会を大きく変貌させました。企業もデジタル技術を駆使し、ビッグデータを活用して、製品・サービスやビジネスモデルを根底から変えるイノベーションに取組んでいます。こうした企業の取組みは、社会や我々の暮らしに及ぼす影響が極めて大きいので、DX(デジタル・トランスフォーメーション:デジタル技術による変革)と呼ばれています。DXを担う高度な情報技術人材が求められていることはいうまでもありません。
 九州情報大学大学院経営情報学研究科では、グローバルな思考を備えて地域に根差した真摯な活動ができる人材の育成を目的に、最先端経営情報学の研究・教育拠点としての役割を果たすべく、経営学と情報学を融合させた経営情報学が学べる博士前期課程と博士後期課程を設置しています。博士前期課程では、3コース制(①経営・マネジメントコース、②税法・会計コース、③情報・データサイエンスコース)を設け、コース毎に新たな知見と問題解決能力を涵養するカリキュラムを提供しています。修了に必要な単位を修得し、学位論文の審査に合格すると「修士(経営情報学)」の学位が授与されます。
 特に税法・会計コースでは、博多駅近くに夜間開講のサテライトキャンパスを設け、社会人院生の高度な専門知識の修得に便宜を図っています。税法や会計学に関する特定のテーマを掘り下げて研究し、その成果である修士論文が国税審議会の認定を受けると、税理士試験の一部科目(税法に属する2科目、または会計学に属する1科目)が免除されます。
 博士後期課程では、経営学と情報学の高度な総合化による新たな先端的・学際的経営情報学を確立し、体系的な理論探求の下に、経営のイノベーションを生み出す戦略が構想できる研究指導を行います。修了に必要な単位を修得し、学位論文の審査に合格すると博士(経営情報学)の学位が授与されます。学位論文が税法・会計学に関するもので、国税審議会の認定を受けると、税理士試験の税法に属する全3科目、または会計学に属する全2科目が免除されます。
 また、本研究科は、博士前期課程・後期課程ともに「早期修了制度」を設けています。この制度は、優れた研究業績を上げた者には、半年単位で在学期間の短縮を認めるもので、博士前期課程・後期課程の何れにおいても、最短1年の在学期間で修了が可能となります。
 九州情報大学大学院は、建学の精神である「至心(この上ない誠実さ)」をモットーに、最先端経営情報学の研究・教育拠点としての役割を果たし、地域社会に貢献して参ります。