学部長メッセージ

学部長メッセージ

人間と経営と情報の新しい関係をつくる<未来志向の学び>がここにある

九州情報大学 経営情報学部長

平田 毅

 私たちを取り巻く現代の社会は、インターネットを通した情報通信技術(ICT)があらゆる社会領域に浸透している高度情報社会と言えます。

 高等学校において「情報」科目が導入されたのが2003年ですから、もうそれから随分と経ちます。私たちの身の回りを見渡しても、スマートフォン、SNS、クラウド・コンピューティングなどなど、新しい形の情報ザービスが私たちの日常生活のなかに普及・浸透しています。それはもはや、私たちがこの社会の中で暮らしていく上で不可欠なコミュニケーションツールとなっています。一方、企業や様々な組織もこうした情報技術や情報システムを積極的に活用・駆使して経営をおこなうようになってきました。これらは私たちの社会を「便利」にし、「豊かさ」をもたらしているかにも見えます。そして、その勢いはとどまることを知りません。

 情報サービスや情報システムがこれからさらにどのような発展をしていくのか、また現在の情報システムが、21世紀型企業、そして21世紀の私たちの生活に、どのように位置づけられるのか大変重要なテーマになっています。

 九州情報大学は、情報化が高度に進行し続ける時代にあって、こうした社会の変化と状況に的確に対応・適応することができる人材の育成を目的に―学問の都とも言うべきここ太宰府の地に―1998年に設立されました。そしてこれまで、企業や様々な組織のなかで自ら考え・行動していける情報と経営の知見を併せ持った総合的で創造的な人材を数多く排出してきました。

 建学して20年ほどの「青年」大学です。みなさんと同じようにチャレンジ精神に満ち溢れた大学に育ってきています。

 九州情報大学は「経営情報学部」のみで構成された単科大学です。学生たちは、<経営><会計><情報>についての知識や技能を幅広くかつ深く学び、資格・検定にもチャレンジしています。また、演習やゼミナールで仲間とともに学びを深め、部活・サークルにも精一杯頑張っています。一人ひとりの積極的で主体的な行動が、彼ら/彼女らの大学生活を充実あるものしています。

 九州情報大学は「経営情報学」を極めていくために、2つの学科と5つのコースが準備されています。

 経営情報学科は、情報の知識と知見をも備えたビジネスパーソンを目指す学科です。「会計・マネジメント」「ベンチャー・ITマーケティング」「グローバルビジネス」の3つのコース(履修モデル)を選択することで、その学びを極めていきます。

 情報ネットワーク学科は、経営・会計の知識を兼ね備えた情報技術者を目指す学科です。「ITエンジニア」「データサイエンス」の2つのコース(履修モデル)を選択することで、その技能を極めていきます。

 一人一人の将来の夢をしっかりと実現するために、特色ある教育メニューを提供しています。

 九州情報大学は、小規模な大学です。そのメリットを十分に発揮して、4年間を通して少人数クラスできめ細かな指導を丁寧におこないます。教員と学生が極めて近いのも九州情報大学の大きな特長です。

 こうした九州情報大学の特性を積極的に利用・活用し、主体的な学びの場を自ら築き上げたとき、みなさんの大学生活は何よりもかけがいのないものになっていくことでしょう。そして、卒業時には、自分でも気付いていなかったような「力」を身につけた<あなた>がそこにいることでしょう。

 人間と経営と情報の新しい関係をつくる未来志向の学び―それは<九州情報大学>にあります。

 たくさんの高校生、そして高専生・専門学校生が、九州情報大学に入学されることを心からお待ちしております。