幅広い知識と豊かな人間性を身につけ、21世紀の主役となる人間に
九州情報大学 学長 博士(情報工学)
麻生隆史
IT革命といわれる情報通信技術が予想をはるかに超える速さで進歩、高度化している現代。あらゆる場面でコンピュータが利用され、企業経営にも大きな影響を与えています。
九州情報大学がこのような時代の中で使命として考えているのは、情報処理技術を身につけているだけでなく、経営学や情報学、会計学など企業経営に必要な知識を持ちながら、独自の発想と行動力で新しい事業を立ち上げていくことができる企業家の育成です。
本学は平成十年に「経営」と「情報」の融合をめざす「経営情報学部」を有する大学として創設しました。新しい時代の企業家の育成を目指し、大学専門科目の予備的教養科目ではなく、卒業後に実際に役立つ教育を実践。資格取得、生涯学習をすすめ、ひとりひとりの学生がキャリアアップを実感、実現できる指導を行っています。
また、本学では人と人とのつながりや人間的な魅力を持った若者の育成にも力を注いでいます。今後、高度情報化社会が進めば進むほど、人としてのコミュニケーションが重要となり、それが人間の根幹に関わる問題であると捉えています。学問の探究だけでなく、人と人とのコミュニケーションを大切にした学内環境も本学ならではの誇れる点です。学生と教職員が自由に意見を交換し、研究できる場としてキャンパスはいつも活気に満ちています。
さらに、アジアの中核といえる福岡に位置する大学として、韓国姉妹大学との学術交流、留学生の受け入れなど国際交流も積極的に実施。公開講座や社会人入学、スカラシップ(奨学生)制度の充実など、地域に、さまざまな人に開かれた大学としても認められてきました。
日本、とりわけ九州・福岡を中心としたこれからのアジア諸国の共生時代に、地域社会、国際社会に貢献できる意欲を持った若者、そのような「21世紀の主役」となれる若者達を育てていきたいと考えています。