学長も現役研究者!

学長も現役研究者!

低解像画像(荒れた画像)を高解像画像(きれいな画像)へ変身させて犯人逮捕?

麻生 隆史 学長の証言


ツェツェーグン大学との姉妹校連携提携式

-研究のことをお聞きする前に、学長の普段のお仕事を説明していただけますか?
大学を運営するための会議や打ち合わせや入学式、学位記授与式、姉妹校協定など行事が中心なのですが、「建学の精神と人生」という1年生の必修科目では、数回講義も行っています。新入生合宿にも参加して、学生と一緒にカレーライスを作って食べますよ(笑)。


「建学の精神と人生」での学長講義

-では、研究のことについて教えてください。サブタイトルが大変興味深いのですが、どのような研究なのですか?
分かりやすく説明すると、例えば、ある事件が起きて、犯人が乗っていたと思われる車が防犯カメラに映っていました。しかし、画像が荒くて(低解像画像)ナンバーが判明できません。そういうとき、きれいな画像(高解像画像)に変身させることができれば、ナンバーも分かって犯人逮捕につながる可能性も高くなりますね。その手法について研究しているんです。


「紫苑祭」(学園祭)でギターカラオケに挑戦!

-それで犯人逮捕っていう意味なんですね。現在の具体的な研究内容について教えてください。
受験生のみなさんには、ちょっと難しいかもしれませんが、現在は、画像を高精細に拡大するための「複数仮想回路融合型WEBアプリの開発 」を行っています。


-最後に受験生に情報大の魅力のひとつを教えてください。
教職員と学生がフレンドリーなところですね。アットホームな感じがして、キャンパスの雰囲気がいいですよ。それは、いい距離感を持ってお互い尊重しあえてるってことだと思います。
是非、オープンキャンパスに参加して、この雰囲気を体験してください。また、本年も紫苑祭(学園祭)[11/12(土)、13(日)]があります。楽しい企画もたくさんあるようですので、こちらもご家族や友だちをお誘いあわせのうえ、お気軽にお越しください。

麻生学長の科学研究費助成事業採択状況


平成18年4月~平成21年3月 基盤研究(C)
自己縮小画像コードブックとベクトル化ファジィ推論を応用した画像拡大法の開発
平成21年4月~平成24年3月 基盤研究(C)
自己縮小画像コードブックとファジィ推論に基づく実時間映像拡大処理システムの開発
平成24年4月~平成27年3月 基盤研究(B)
埋込型自己縮小画像コードブックとファジィ推論に基づく高倍率画像拡大法の開発
平成25年4月~平成28年3月 挑戦的萌芽研究
相補型同時最適化理論に基づく限定色画像拡大アルゴリズムの確立

科学研究費助成事業(科研費)とは 、全ての研究活動の基盤であり、「国力の源」となる「学術研究」を幅広く支援する我が国唯一の研究助成制度のことです。採択率は、例年約25%です。