開学から25年、いつも留学生は熱かった。
開学時より外国人留学生を積極的に受け入れています
本学は、平成10(1998)年の開学以来、アジアの留学生を中心に積極的に受け入れており、卒業生は800名を超えています。今でこそ、福岡県内の様々な地域で多くの留学生を見かけることが増えましたが、当時は留学生自体が少なかったこともあり、受け入れた留学生の情報や知識も少なく、本学の留学生指導を担当する国際交流支援室は、試行錯誤しながらの忙しい毎日をおくっていました。また、母国を離れて寂しいときもあるだろうと一般学生との交流を図るためのパーティを企画したり、お互いの食文化を知るために食文化交流のイベントを行ったり、積極的にコミュニケーションを図りながら、留学生との距離を近づけていきました。その成果の一つでもあると思いますが、このページを作成するにあたり、卒業生に久しぶりに連絡を取っても、嫌な顔もせず、積極的に協力してくれました。まさに、「母校愛」を感じます。今回、その卒業生や在学生のことを少しだけ紹介します。
卒業生と在学生の証言
経営情報学科 2010年卒業 中国出身
李 松春さん(父)
経営情報学科 2020年入学 中国出身
李 琳哲さん(子)
親子でJ大生!
左が李 琳哲さん 右が李 松春さん
-まずは、李琳哲さん(子)にお聞きします。九州情報大学を選んだ理由はなんですか?
実は、父が情報大の卒業生で、小さい時から情報大のことをよく話してくれていたので、興味を持っていたことと私も父がいた場所を見てみたいと思い情報大を選びました。
遠藤ゼミで商業施設(LaLaport福岡)見学中
(李琳哲さん)
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-あなたの将来の夢は?その夢のために、大学では何を学びたいですか?
私の将来の夢は、父が苦労して築いた会社をどんどん広げていくことです。その夢のために、父の会社を手伝いながら専門知識を学び、様々な経験を積んでいます。
太宰府市内の中学校の国際交流に通訳として参加
(父 李松春さん 2006年)
-今度は、李松春さん(父)にお聞きします。情報大での思い出や今の仕事に活かされていることなどを教えてください。
友達がいっぱいできて、勉強も楽しくできました。大学時代に学んだ経営知識のおかげで、日本で会社を立ち上げることができました。木子大順(株)という国際貿易や軽運送、「特定技能外国人」受入支援などを行う会社なのですが、大学時代に仲良くなった友達のおかげで、会社も順調です。そういう点で本当に情報大には感謝しています。
今でも情報大で勉強していたことを思い出すと、とても温かい気持ちになります。一生消えない思い出です。
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-ホームページをみている留学生にひとこと(アドバイスなど)
大学時代にしっかり勉強して、たくさんのことを体験することが一番大切だと思います。毎日楽しく頑張ってください。
学園祭の模擬店で
(父 李松春さん 2006年)
親子で阿蘇へ(2012年)
在九州情报大学ー起加油!
(李琳哲さん)
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在学生の証言
経営情報学科 2019年入学 ネパール出身
ADHIKARI BIKRAM
(アディカリ ビクラム)さん
日商簿記 2級を取得!
-あなたが九州情報大学を選んだ理由は何ですか?情報大学の好きなところと嫌いなところは?
元々簿記や会計が好きで、日本の大学で会計系の資格を取得したいと考えていました。九州情報大学を選んだ理由は企業経営、簿記と情報の勉強を同時に出来ることに魅力を感じたからです。
好きなところは、小規模な大学なので、自分の悩みや相談したいことを気軽に先生たちと相談できるところです。優しく対応してくれるので安心して勉学に取り組むことが出来ます。学校独自の奨学金制度があるところも好きです。嫌いなところは、ありません。
新入生合宿時に同じ班のメンバーと |
学友会主催のクリスマスパーティで
-「日商簿記2級」を取得する為に、努力したことを教えてください?
私は情報大に入学する前に日商簿記3級を取得していました。情報大を卒業する前に日商簿記2級を取得する目標を立て、1年生から簿記の勉強に取り組みました。まずは、基礎を理解するために勉強し、分からないことがあったら自分で調べる、それでも分からない場合は先生に聞きに行きました。そして、たくさんの過去問を解きました。日商簿記検定2級に合格した一番の要因は「継続的に勉強」したことだと思います。
-あなたの将来の夢は?その為に、何を頑張っていますか?
将来は会社を設立したいと考えています。そのために今やっていることは「何事も一生懸命取り組む」ことです。勉強やアルバイトそれ以外のどんなことでも自分が関わることに一生懸命に取り組むことで新しいことを学べるし、知識も増えると考えています。そこで学んだことや得た知識が将来自分で会社を設立する際に役立つと考えています。
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学園祭で串カツの模擬店を
-ホームページをみている留学生にひとこと?
将来、日本の企業で働きたいと考えている人もいれば卒業後帰国して日本と関わりがある仕事をしたいと考えている人もいると思います。どちらにしても日本語や日本で学んだ知識が重要だと思いますので、自分の目標に向かって一生懸命勉強してください。九州情報大学の入学を考えているのであれば、情報大は、DX時代に必要な情報学と経営学を同時に学べることが魅力ですよ。
日本での学生生活を頑張りましょう!
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卒業生の証言
情報ネットワーク学科 2019年卒 ネパール出身
CHALISE SUDEEP
(チャリセ スディープ)さん
日本でエンジニアとして活躍中!
チームミーティング中
-現在どのような仕事をしていますか?
チョモランマ株式会社で、主に、Webアプリの開発、ブラウザ版メタバース開発を行っています。入社して2年目からは色々な仕事を任せてもらい今では、接客業務、基本設計、製作スケジュール作成、xRコンテンツの制作も行っています。また、チームリーダーとしてディレクションも任されています。
会社内でプレゼン中
-学生時代に思い出に残っている出来事はありますか?
初めての合宿で同じ班になって声をかけてくれて仲良くなった日本人の友達と過ごしたことです。なかでも学園祭で、焼きそばを作って販売したことが一番心に残っています。この学園祭で、企画から運営まで全て仲間と取り組み利益まで出せたことで友達の大切さが実感できました。また将来、自分でも店を持てるのではないかと自信が待てました。
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学園祭(1年生)で同じ班のメンバーと
-大学で学んだことを、現在どのように活かされていますか?また今後の目標は?
入社してから分かった大切なことは、挨拶やコミュニケーション、お客様と打ち合わせする際の名刺交換などの日本の習慣や礼儀などです。これらを、キャリアデザインという授業で学べたことは本当によかったと今でもずっと思っています。現在、会社で担当している業務内容と学生時代に勉強した分野とは若干異なっているので、直接今の仕事に活かせているという実感はありませんが、論文を作成し、何度も修正しながら発表したことは充分活かされていると思っています。論文のプレゼンであらゆる角度から質問を投げかけられたときの柔軟な対応や考え方は、仕事でも同じだなと感じています。また、今後ロボット開発等を進めていく中でゼミで学んだロボットの知識やクラウドサーバーの活用法が活かせるのではないかとも考えています。社内、社外を問わずコミュニケーションを重視し、日々成長できるように努力していきたいです。いつか世界中で役に立てるようなメタバースを開発したいです。
展示会用VR機器テスト中
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-ホームページをみている留学生にひとこと(アドバイスなど)
「全てを吸収する」という気持ちで苦手なことにも挑戦したほうがいいと思います。また、就職活動のときに必要になるので、ポートフォリオは早めに準備しておいたほうがいいです。
大学は勉強も大切ですが、他に学ぶべきこともたくさんあります。コミュニケーション能力のスキルアップもその一つだと思います。スムーズなコミュニケーションがとれるように積極的に人脈を広げることをお勧めします。また大学時代の思い出は一生の宝物になると思うので国籍に関係なくたくさん友達を作って、たくさん遊んで抱えきれないぐらいの思い出を作ることをお勧めします。
3年生のときゼミでドローンの実験中
G20プレゼン中
Catch Your Dreams!
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