ETロボコンで難所をクリアせよ。(岸川ゼミ)
在学生の証言
情報ネットワーク学科 3年生
グ エン バリンさん(ベトナム出身)
-日本に留学した理由は?
私の目標は、将来ベトナムでアプリ作成会社を起業することです。 みんなが簡単に使えて生活が楽しくなるようなベトナム語のアプリを作り、ベトナム社会と世界とのコミュニケーションに貢献したいと思っています。留学を検討した時、幾つか候補地がありましたが、特に日本に魅力を感じました。日本ではスマートフォンが普及し、多くの日本語アプリが開発され、幅広い年代の人々が様々なアプリを利用していることと地理的にもベトナムに近く、古くから中国、韓国、東南アジアの人々と交流してきた歴史があるからです。街に活気があり、暮らしやすく、国際色豊かな日本での大学生活は、とても充実しています。
-本学を選んだ理由は?
アプリ作成会社を起業するという夢を実現するには、九州情報大学の情報ネットワーク学科・モバイルプログラミングコースで学ぶことが最適だと考えたからです。本コースでは、アプリケーション開発に必要な知識をしっかり身につけることができますし、先生方のアドバイスを頂きながら、資格取得にも挑戦できます。また、将来の起業という夢を達成するため、経営に関する科目を学ぶことができるのも魅力です。学内の設備や雰囲気も私の求めるものと一致しています。PCクリニック、キャリアデザインセンター、ベンチャー支援センターなどのサポートを積極的に利用し、意欲的に学習に取り組めます。さらに国際交流センターがあるのも、本学を選んだ理由の一つです。日本の学生を始め、他のアジアからの学生たちと切磋琢磨して学び、友情を育みたいです。
-岸川ゼミに入った理由は?
九州情報大学には、様々なゼミがありますが、岸川先生の「ロボットプログラミング」というゼミを選んだ理由は、先生の人柄と、ゼミの雰囲気に尽きます。正直、当時の自分はロボットに関して何の知識もなく、興味さえもなかったです。そんな自分をこのゼミに引き寄せたのは、当時私が選択していた「情報リテラシー演習」という授業でした。この授業を通じて私は岸川先生について知ることができ、また、ゼミというものが一体どのようなものなのかを知ることができました。 先生は普通の授業で日本語がよくわからなかった私でも理解できるよう、丁寧に授業を進めてくれました。また、一般的にゼミといえば、1つの分野に対してより専門的なことを学ぶためのもののようなイメージを持つと思いますが、私が「ロボットプログラミング」を通じて感じたこのゼミの印象は、「雰囲気がいい」や、「楽しい」が大半を占めています。今まで自分は「ゼミは勉強をするところ」という単純な考えしか持っていませんでしたが、このゼミは違うと思いました。もちろん専門的な勉強をして多くの知識を身につけることも出来ますが、それ以上に私は、このゼミの楽しそうな雰囲気に惹かれました。先生を含めゼミ生同士が非常に仲良く、また、先輩と後輩も仲がいいのもこのゼミの特徴だと思います。 ゼミ内にこのような良い雰囲気があるのは、年間を通していくつかあるイベントの影響だと思います。岸川ゼミでは毎年ETロボコンという大会に参加し、年3回の大学のオープンキャンバス、学園祭 など、先生やゼミ生が一体となって取り組むイベントが数多くあります。 岸川先生は「ロボットプログラミング」でゼミの授業内容に加え、以上のようなゼミの楽しさというものを教えてくれました。これはゼミに入るかどうかで悩んでいた私にとって、非常に有意義なことでした。これをきっかけにこの岸川先生のゼミに入った自分はいま、学生生活の中でも大変貴重な時間を過ごせていると実感しています。
-ETロボコン2016に参加して感じたことは?
私は、ETロボコンがなかったらUMLにおもしろさを見出せなかったと思います。なぜなら最初私はUMLどころかC言語すらわからない状態からのスタートだったからです。C言語はプログラミングを勉強したくて夢考房のプロジェクトに参加したので楽しかったのですが、UMLは私にとって完全に未知の領域だったのでいまいちUMLの主旨を理解できずにいました。よって、ただずっと図を書き続けているだけで全然楽しくなかったです。しかしETロボコンで他のチームのモデル図をみると度肝を抜かれました。他のチームのモデル図は色とりどりでとても見やすく、何より見ていてかなりおもしろかったです。それで私たちは「UMLってこんなにおもしろいのか!」と、感動しました。すると同時に自分たちの力不足を特に(モデル図において)痛感しました。僕たちのモデル図を他のモデル図と比べると私たちのモデルは単純に完走することが目的なのでとても走行戦略が薄くなってしまいました。それに比べて他のチームはとても様々な戦略で巧妙なものから大胆なものまで、見ていて飽きないものばかりでした。力不足な点はそれだけでなくおもしろみが足りないと思いました。他のチームはメタファをうまく使い、人の目を引きつけていてそのような所も少し足りないと思いました。 今回のロボコンはたくさん勉強になりました。UMLの有用性、おもしろさ、奥の深さなど色々なことを知りました。来年のロボコンはもっとおもしろく、内容の濃いモデルにしたいです。そしてそれを完璧に実装できるようにしたいです!!※UML(Unified Modeling Language)
-今後学びたいことは?
仕事に必要なプログラミングスキルを磨き、 JAVAやPHPなどを深く学びたいです。そして、TOEICスコア800も目標に現在、学習中です。
-最後に本学へ入学を考えている留学生にアドバイスをお願いします。
九州情報大学は、頑張っている人を応援してくれる環境が整っています。困った時はいつも先生方や先輩たちが相談に乗ってくれます。安心して入学してください。
ETロボコン2016へ出場!
10月2日に岸川ゼミ生4名(3年生)が、「ETロボコン2016」九州北地区大会に、チーム「紫苑祭」として、デベロッパー部門アドバンスドクラスに出場しました。完走と難所クリアを目指し、他大学の学生と競いました。
ETロボコンとは、
日本の産業競争力に欠くことのできない重要な「組込みシステム」分野における技術教育をテーマに、決められた走行体で指定コースを自律走行する競技です。同一のハードウェア(LEGO MindstormsTM)に、 UML等で分析・設計したソフトウェアを搭載し競うコンテストです。※UML(Unified Modeling Language) (公式HPより)
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研究テーマ
ロボットアプリやスマートフォンアプリの作成を通して、研究を行います。
今年のメンバーは5名。今年も学園祭やキャンパスフェスタ(太宰府市内の大学が共同で実施)では、ロボコンを実施し、盛り上げます。
(1)プロジェクトマネジメント教材
プロジェクトマネジメントへの理解を深めるための体験教材及び手法を検討。
(2)クラウド活用
グーグル、エバーノート、ドロップ ボックス等のクラウドを実際に利用してメリット及びリスクを整理する。 またリスクへの対策を検討。
(3)人材育成におけるIT活用